最近NFTってよく聞くけど、結局どういうことなの?
仮想通貨の知識がなくてもわかるように教えて!
今回はこんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- NFTって何?
- NFTの特徴は?
- どんなNFTがあるのか?
- 実際にNFTを買うにはどうすれば良いの?
私は2017年ごろから仮想通貨の世界に足を踏み入れており、NFTも生まれ始めた頃から現在まで動向をウォッチしています。その経験をもとに本記事を執筆しています。
近頃よく耳にする様になってきた「NFT」・・・
なんとなく最先端なイメージはあるものの、実際のところよくわかりませんよね・・・?
難しい言葉や技術がベースにあるので、ついわかりづらくなってしまうのですが、結論から言うと、NFTの理解自体は結構簡単だったりします。
本記事では、仮想通貨の知識がなくてもNFTが理解できるように簡単解説します!
NFTってなに?
技術的な内容や細かい部分を全て省略して一言で表すと、NFTとは
「一点モノだと証明されたデジタルデータ」
のことを指します。
先生!よくわかりません!
これからわかりやすく説明します。
NFTの略称
まずは名称から。
NFTとは「Non-Fungible Token」の略です。日本語にすると『非代替性トークン』と訳せます。
噛み砕いた言葉に変えると「替えが効かないデジタルデータ」となります。
つまり前の項で説明した「一点モノのデジタルデータ」ということですね。
言葉はわかるけど、結局どういうことなの?
これからわかりやすく説明します。
NFTは「替えが効かないデジタルデータ」
そもそも替えが効く(Fungible)なものとはどういうものを指すのでしょう。
例えばお金がそれにあたります。
1万円札を別の1万円札と交換しても、その価値は変わりません。
どちらも同じ1万円です。
あたりまえだな
それでは替えが効かない(Non-Fungible)とはどの様なものを指すでしょうか。
例えば絵画などがそれにあたります。
有名な画家が描いた絵画には何千万円もの価格がつくこともあります。
しかし、それは本人が描いた本物の場合のみ。
コピー品や贋作の場合は高値がつくことはほとんどありません。
つまり、同じ絵が描かれた絵画でも「本人が描いたオリジナル」と「それ以外」では大きく価値が変わるということです。
オリジナルの絵画はコピー品で代替することができないということですね。
さて、それでは本題のデジタルデータはどちらの性質を持ったモノになるでしょうか。
・・・言わずともわかりますよね。
デジタルデータは替えが効く(Fungible)モノになります。
データなのでオリジナル関係なく、同じものをコピーし放題ですからね。
また、コピーと原本はどちらがオリジナルかなんてわからないし、判別する方法もありません。
データ上はみんな同じファイルになっちゃうもんな
データでは唯一無二の価値を与えることはできないわけです。
そこで登場するのが今回のテーマであるNFT。
NFTとはこの様な性質のデジタルデータに唯一無二の価値を与える仕組みとなります。
ブロックチェーン上にデータをのせることで、そのデータは一点モノという証明がついたデータとなります。
そしてブロックチェーン上に記されていますので、改ざんもできません。
※ブロックチェーンについての解説はこちらの記事内で解説してます
つまり、替えが効かない(Non-Fungible)デジタルデータとなります。
他とは違う、一点モノのデータということが証明できるってわけですね
唯一無二のデータです
そしてNFT化することによって、たとえデータであっても、有名な絵画と同様にオリジナルが大きな価値を持つことができる様になるわけです。
もうちょっと詳細な話(気になる方以外は飛ばしてOKです)
ここまではわかりやすく「絵の価値」という視点で説明しましたが、本来NFTというのはデータをブロックチェーンにのせることで、識別子をつける様なイメージが近いです。
例えばAさんが発行したNFTには「Aさんが発行」という識別子がつきます。
そのため、そのNFTを販売した後も、「Aさんが発行」という識別子は残るので、流通されている段階でもそのNFTが誰が発行したものかということがわかります。
これによって転売などの二次流通の際にも自動的にAさんに収益が入る様な仕組みを作ることもできます。
このように、一般的な流通市場よりも柔軟かついろいろな機能を実装できるのがNFTの特徴です。
デジタルアートのイノベーションだ
なんだかお金のニオイがします
NFTってどんなものがあるの?
さて、NFTにはどんなものがあるのでしょうか。
ちなみにNFTは本来その技術のことを指すため、ゲームや音楽といったデジタルで扱える様々なデータに適用することができます。
今回は、現在最も活発で概念的にもわかりやすい「NFT化したデジタルアート」について紹介します。
CryptoPunks(クリプトパンクス)
世界最古のNFTプロジェクトと言われています。
なんてことのないドット絵なのですが、これらどれも数千万〜数億の値がついています・・
当初は誰がこんなの買うんだろう・・・と思っていましたが、あっという間に超高額な絵画となってしまいましたね。
不思議なモノで、当初は私は全く魅力がわからなかったのですが、インフルエンサーや海外の有名人が購入してツイッターアイコンにしたりしてブランド価値がついたことで、ちょっとアリかな・・・
と思う様になりました。(まぁそもそも買える資金なんて持っているわけありませんがw)
Bored Ape Yacht Club(BAYC)
公式サイトより引用
こちらのおさるさんも、こう見えて数千万の値がついているNFTです。
うーん。。やっぱりよくわからん。。
海外の著名人に多く購入されている様ですね。
Zombie Zoo Keeper
なんとこちらの作品の作者は日本の小学3年生!
夏休みに、無料アプリで描いた絵をNFT化して発表したところ、人気に火がつきかなりの売り上げに繋がった様です。
今では二次流通も含めた総取引額は4000万を超えているとのこと・・・
とても夢のある話ですね!
どうすればNFTの取引が出来るのか
さて、そんな夢のあるNFTですが、実際にはどうやって取引するのでしょうか。
以下が取引までのステップです。
※最大手のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」で取引する場合で説明します
- 仮想通貨の取引口座を開設する
- 日本円を取引口座に入金する
- ETHを購入する
- 仮想通貨ウォレット(MetaMask)を作成する
- MetaMaskにETHを送金する
- OpenSeaにアクセスし、メタマスクを接続する
- 取引開始!
めっちゃ大変だな・・
初心者にはちょっとハードルが高めですね。。
ひとつひとつはそこまで難しい話ではないのですが、普段仮想通貨を触らない方が始めるにはちょっと手こずる部分もあるかもしれません。。
なにはともあれ、まずは取引口座の開設から始めましょう。
取引会社はコインチェックがおすすめです。
※詳しくは以下の記事をご参照ください
①〜③までは上記の記事から進めていただければ、簡単に行えます。
④⑤についてはこちらの記事をどうぞ
https://nekonikobanblog.com/metamask/NFTの将来性
NFTは今後確実に広がっていく分野です。
記事が長くなってしまったのでここでは詳細までは触れませんが、以下の理由からも将来性が期待できると考えます。
- 「Twitter」や「Instagram」でNFT機能が今後実装予定
- NFT市場の取引高は2021年から急速に拡大している
- 「NIKE」などの有名企業もNFT分野への参加を表明
- 今後伸びる分野である「メタバース」や「GemeFi」との親和性がめちゃくちゃ高い
もちろん現時点で課題事項も多く、すぐに爆発的に流行るかというとまだわかりません。
しかし、少なくとも興味を持った方は学んでおいて損のない分野だと思います。
さいごに
今回は、最近流行りの「NFT」について説明してみました。
NFTはテクノロジー好きの人に限らず、絵描きやミュージシャンといったアーティストまで興味を影響力のある分野です。
そして、今後のビジネスチャンスとなることは間違いないこの世界・・・
ぜひあなたも実際に触れてみませんか?
それではまたー
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