投資を始めたばかりの方の中には、いつ資金を投入すればいいのか悩む方も多いと思います。
この記事では、長期投資に最もオススメの投資法「ドルコスト平均法」についてご紹介します。
結論、長期投資はこの投資法が最適解です。
長期投資に取り組む方は必須の知識なので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- ドルコスト平均法って?
- ドルコスト平均法のメリット・デメリットは?
- どんな投資にドルコスト平均法が有効なの?
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ドルコスト平均法とは
早速ドルコスト平均法についての説明です。
「ドルコスト平均法」なんて書くと大変難しく感じますが、やることはいたってシンプルです。
「自分が決めた周期」に従って、「自分が決めた一定の金額」を投資していくだけです。
そんな簡単なことでよいのか?
それだけです。
それだけ最強の投資法を駆使できます
ドルコスト平均法のメリット
さて、このドルコスト平均法はどのようなメリットがあるのでしょうか。
暴落局面のダメージを減らせる
まずは投資を始めた方が資産を一括投資したパターンで考えてみます。
以下のチャートを見てみましょう。
例えば、このチャートの急落直前の2020年3月時点(青丸部分)で資産を一括投資したとします。
その後株価は一気に減り続け、元の価格に戻るのに6か月ほどかかっています。
ちなみに、このタイミングで100万投資したとしたら、1か月で約35万円も減ったことになります。
・・・恐ろしいですね。
そして、その後6か月間は含み損を抱えたまま、不安な毎日を過ごすわけです。
さらに最悪な場合は、価格が上がるかわからない不安に耐えれず売ってしまい、ただただ損をした結果だけが残ってしまうパターンも・・・
一方ドルコスト平均法であれば、分散投資のため、暴落前に投資した額は少額です。
そのため暴落のダメージも少なく、投資資金もまだ残っている状態なので、安定して投資を続けることができます。
定期的に分散投資するということは、こういった急落のリスクに備えることができます。
一度経験した方はわかると思いますが、暴落時の精神状態は半端じゃなくツラいです・・・
チャートが常に気になり、仕事も手につかない・・・
将来が不安でついつい投資した商品を手放したくなってしまう・・・
こういったストレスや不安を避けれるという意味でも、ドルコスト平均法はかなりオススメの投資スタイルです。
暴落時に資産を増やせる
チャートにかかわらず、一定金額を投資していくということは、暴落時にも大きなメリットとなります。
一例として、前の項目と同じ暴落してその後回復したパターンで考えてみます。
ここに毎月10万円をドルコスト平均法で投資している「ろくさん」という方がいます。
ろくです。
どるこすとへいきんほう
というものを始めてみました。
現在投資している商品は1株1000円です。
つまり毎月10万円投資している場合は、今月は100株購入できます。
■1か月目
1株:1000円
→10万円分(100株)購入
→合計100株
その商品が次の月になんと1株500円に暴落しました。
暴落した。もうだめだ。。
その場合でも、ドルコスト平均法では一定金額を投資するので、その月も先月と同額の10万円投資することになります。
暴落後は1株500円になっているので、今度は200株購入できます。
■2か月目
1株:500円
→10万円分(200株)購入
→合計300株
そして次の月に再び1株1000円に戻りました
復活した!
売らなくてよかった・・・
再び1株1000円なので、10万円分の100株購入します。
■3か月目
1株:1000円
→10万円分(100株)購入
→合計400株
さて、結果を見てみましょう。
3か月で投資額は30万円分なのにもかかわらず、
保有株数は400株なので、資産額としては40万円分となります。
一度暴落を経由したことで、暴落が起きない時よりも資産額が増えたことがわかります。
おお!
なんか予定より増えたぞ!
これが、常に一定額で投資することの効果です。
もう少し大きな視点で言うと、
高値の時期は購入を抑え、安値の時期にたくさん購入する
という最も効果的な投資を、自動的に行えることが大きなメリットとなります。
初心者でもこのような投資が行えるのはかなり助かりますよね!
チャートや情報に左右されず、投資ができる
初心者がよくやってしまうのが、以下の様なことです。
- 株価が上がったのを見て慌てて株を購入し、結果的に高値でたくさん購入してしまう。
- 株価が下がったのを見て、慌てて株を手放してしまう。
- 誰かの意見や情報に影響を受けて、自分のペースとはかけ離れた投資額を投入してしまう。
これらは人である以上、避けようのない行動です。
そのため、「ドルコスト平均法」という絶対的なルールを敷くことで、チャートや情報に左右されない投資スタイルを行うことができます。
ドルコスト平均法ましーんに
なればいいということだな
不動の心
ドルコスト平均法のデメリット
いいこと尽くしのドルコスト平均法ですが、もちろんデメリットもあります。
暴騰時に弱い
暴落時には強いドルコスト平均法ですが、逆に暴騰時にはあまり有効には働きません
一括投資であれば、上がった株価の恩恵を最大限受けることができます。
しかし、ドルコスト平均法では一定金額しか投資していないため、暴騰による利益もあまり受けれないこととなります。
まぁ逆に言えば、高値掴みするリスクを避けれるので、ある意味メリットともいえるのですが・・・
利益が出るまで時間がかかる
定額の投資のため、ある程度投資金額が貯まるまでは、目に見えた大きな利益にはならないことが多いです。
あまり利益の値動きがないと、モチベーションが下がってしまうかもですね。。
その場合は、
「ある金額だけを一括投資して、それ以外をドルコスト平均法で積み立てていく」
といったやり方も良いかと思います(ただし、前述のリスクがあることは心がけてください。)
どんな投資にドルコスト平均法が有効か
長期投資
あたりまえですが、短期投資でドルコスト平均法を行ってもあまり意味がありません。
長期的な視野で見た場合に有効な方法となります。
かならず長期投資で活用しましょう。
値動きの大きい投資
値動きが大きい投資先ほど、このドルコスト平均法の力が発揮されます。
暴落、暴騰の振れ幅が大きければ、それだけ効率よく商品を購入出来ますからね^^
仮想通貨などは振れ幅が大きい代表的な投資先です。
もし仮想通貨に投資するならこのドルコスト平均法を活用することをおすすめします。
https://nekonikobanblog.com/cryptocurrency/さいごに
今回は、長期投資の必須知識である「ドルコスト平均法」についてお伝えしました。
インデックス投資などの安定した投資先に、ドルコスト平均法で長期投資すること。
これは長期的な視野で見た場合に限りますが、現状で「最も負けない株式投資の投資法」と言えます。
https://nekonikobanblog.com/nekofire/リスクをとる投資を否定する気はありません。
しかし、初心者の方はいろいろな要素に振り回されやすいことも事実です。
そのため、まずはこの「ドルコスト平均法」を使った投資から取り組んでみることをオススメします。
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